自家製の壺で、時間をかけてじっくりと焼き上げられた「紅はるか」と「シルクスイート」は、遠赤外線の効果でねっとりとした食感と甘さが段違い!
今回は、丹波篠山市今田町にある丹波焼の窯元「まるまつ窯」でテイクアウト販売されている、「壺焼き芋」と「冷やし壺焼き芋」を食べてきました。
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「まるまつ窯」の外観と店内の様子
三田市街から県道141号線(黒石三田線)を丹波篠山方面に車を走らせ、途中で今田町立杭の方面に向かう県道292号線に入ってしばらく進むと、日本六古窯にも数えられる「丹波焼」の窯元が立ち並ぶエリアがあります。
そのエリアのちょうど入り口あたりに、工房兼店舗を構えられている「まるまつ窯」さん。陶器の製造販売や陶芸教室を運営する傍らで、今年の春からご自身の窯で手造りした焼き芋専用の壺を使って「壺焼き芋」を販売されているんです。
建物の手前にある小屋に入らせていただくと、焼き芋の甘くて香ばしい香りが部屋いっぱいに立ち込めていました。腰の高さぐらいはありそうな、焼き芋専用の特別な壺。この中で、お芋たちがおいしく焼かれているんですね。
壺のふたを開けてみると、中にはお芋がぎっしり!壺の内側に引っ掛けられるようにして吊るされています。ちなみに焼き芋の品種は、一定期間熟成された「紅はるか」と「シルクスイート」の2種類。いずれも、しっとり系の焼き芋として人気ですよね。
さらに壺の奥を覗いてみると、底にある七輪に赤々と燃えている備長炭がびっしり!
最初に壺の中の温度を200度まで一気に上昇させて、そこから温度を下げながら2時間ほどをかけてじっくり丁寧に焼き上げていくそうです。そうすることで、甘みがグッと引き出されていくんですね。
壺で焼く遠赤外線の効果で甘みがグッと引き出されている「壺焼き芋」
まるまつさんの「壺焼き芋」(1本500円・税込)はテイクアウトのみですが、この日は特別に店内で食べさせていただきました!
軍手がないと持てないぐらいに焼きたてアツアツの状態をパカっと!湯気とともにやってくる甘〜い香りがもう、たまりませんっ。
もう我慢できないので、パクッとひと口!うわぁ……しっとりを通り越してもう、ねっとりとしているぐらいの食感と、裏ごしをしたかのようなキメ細かな舌触り。自然と表情が緩んでしまうような、幸せすぎるお味です♪
濃厚なのに優しい甘さで、スイートポテトのような上品さも感じます。焼き芋のポテンシャルを最大限に引き出す、壺焼きの遠赤外線パワーはスゴイですね。
あともうひとつご紹介したいのが、こちらの「冷やし壺焼き芋」(1本500円・税込)です!
焼き芋にした後にすぐ真空パックにして、ひんやりと冷やした状態で販売されています。ここから冷凍にして食べたり、半解凍状態にして食べても美味しいらしいですよ。
「焼き芋を冷やしちゃうだなんて一体、どういうことなんですかっ?!」と、その味が気になってしょうがなくなってしまったわたし……。またまた無理をお願いして、お店で真空パックを開けてもらっちゃいました!
皮と身がしっとりと濡れているのは、冷やす過程でお芋から蜜がジュワッと染み出してくるからだそうで、焼きたてよりもむしろ甘みが増しているように感じます!いやーこれは最高のスイーツだわ。
ちなみにこの「冷やし壺焼き芋」は、10月下旬ごろまでの販売予定だそうなので、食べてみたいという方はお急ぎくださいね!
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さいごに
これからどんどん秋が深まっていくと、焼き芋が美味しいシーズンになりますよね。それとこのあたりでは、10月6日(木)〜10月23日(日)に「丹波焼陶器まつり 秋の郷めぐり」が開催されるので、観光客もたくさん訪れて賑やかになりそうです。
丹波篠山方面にお出掛けの際にぜひ、「壺焼き芋 まるまつ」に立ち寄ってみて、ねっとり甘い壺焼き芋を堪能してみてはいかがでしょうか。
- 店名:丹波篠山 壺焼き芋 まるまつ
- 住所:〒669-2141 兵庫県丹波篠山市今田町下立杭220(まるまつ窯 店舗内)
- 営業時間:AM 10:00 〜 PM 17:00(1回目の焼き上がりは11時ごろ、売り切れ次第終了)
- 定休日:不定休
- TEL:079-597-2154
- SNS:Instagram