2016年10月2日の日曜日、三田市総合文化センター「郷の音ホール」にて開催された、「北欧の音楽祭 スペルマンス・ステンマ」に行ってきました!
誰でも自由に参加できる、北欧スタイルの音楽フェスティバル。ライブあり、ダンスあり、ワークショップあり、そしてマーケットありと、郷の音ホールがまるで北欧の街にワープしたかような雰囲気に包まれました。今回はその一日の様子を、写真を中心にレポートします!
スポンサーリンク
「北欧の音楽祭 スペルマンス・ステンマ」とは?
今年はじめて郷の音ホールさんで開催された「北欧の音楽祭 スペルマンス・ステンマ」とは、いったいどのような内容のイベントだったのでしょうか?
気軽に誰でも参加できる北欧の音楽祭。
聞いてもいいし、弾いてもいいし、踊ってもいいし、寝そべっていてもいい。
屋外ではゆるやかに音楽が流れ、屋内では来日アーティストが熱のこもったコンサートを行う。
1日ずっと音楽に浸れる郊外の音楽祭。Harmony Fields公式サイトより引用
北欧っていうちょっとオシャレっぽいワードと、一日ずっと音楽に浸れるっていうことだけでもう、めちゃくちゃワクワクしますよね!普段そこまで馴染みのない北欧の音楽やモノ、そして文化や生活なんかを感じることができる、楽しいイベントになりそうな予感。
オープニング抽選会からすでに長蛇の列が!
ということで、ここからはイベント当日の様子をお伝えしますね。開始前の会場に訪れてみると、すでに出店ブースのテントがたくさん並んでいました。
北欧の手作り雑貨やイラスト、スイーツなんかを販売するお店が軒を連ねた「北欧マーケット」のほか、地元三田市のイタリアン「ピッツェリア マリオーロ」さんや「イタリアンバール サンジ」さんのブースなども並んでいましたよ。
そしてこちらは、「オープニング抽選会」に並ぶ、お客さんの列。エラい賑わってますね!
先着150名さまにくじ引きでマリメッコやムーミン、そしてスウェーデンの雑貨などがあたるというお得すぎる抽選会だったようです。そりゃあ、並びたくなりますよね。
そんな行列を横目に、北欧から来日したアーティストさんたちが続々と集まってきました。郷の音ホールの周辺がだんだんと、北欧の雰囲気に変わってきます。
アーティストさんたちは終始リラックスムードで、スマホで記念写真をパシャパシャ。まるで観光客のような振る舞いじゃないですか。(笑)
オープニングパレードで北欧の音楽祭がスタート!
最初のプログラム「オープニングパレード」がスタートする丘の上に移動してきました。
「あの道をああやって進んで、それからあそこを曲がって……」みたいに、パレードの行進ルートを確認しているご様子ですね。
おおっ……結構、お客さんが集まってきてるじゃないですか!これはパレードが盛り上がりそうですね。
そして始まりの合図が鳴り、オープニングパレードがスタート!皆さん演奏を開始すると同時に、ゆっくりと歩き始めます。
みんなメッチャこっち見てる!バッシバシ写真撮ってます!!
パレードの列に入って演奏するアーティストさんも、いつのまにかだんだんと増えてきました。
このあたりまで来たらもう、演奏する人たちと観客の人たちとが入り交じって、これぞお祭りといった雰囲気の賑やかさ!陽気な音楽と笑顔が、郷の音ホール一帯を包みます。
記事では肝心の音楽をお伝えできないのが非常に残念ですが、ここからはいっぱい撮ってきた写真を使って、パレードの雰囲気をお伝えしようと思います!
みんなで輪になって踊るロングダンスで大盛り上がり!
そして気がつけばいつの間にか、お客さんみんなが手を繋いで踊り出してるじゃないですか!
これは、スウェーデンで夏至をお祝いするときに踊る「ロングダンス」というものだそうです。初めて会った人同士がこうやって手を繋いで踊っちゃうんですから、音楽のチカラってやっぱりスゴい。
小さなお子さんも、裸足で頑張って踊ってますね。って、ナンデ裸足?(笑)
そしてダンスが終わると、皆さん大満足のスタンディングオベーション。楽しそー!わたしもカメラなんか置いて、この輪の中に入りたかったなぁ。
そとフェスのライブを芝生の上でゆったりと楽しむ
その頃、お隣の芝生広場では「北欧サプライズライブ」がスタートしていました!
こちらは、エストニアで今もっともアツいバンドの「カーリー・ストリングス」。ブルーグラスと呼ばれるカントリーミュージックで、聞いているだけで自然とカラダが踊りだしそうになります。
そのほかにも次々と、北欧の音楽を奏でるアーティストさんたちのライブが行なわれ、三田の緑と調和した、のんびりとした野外ライブが堪能できました。
こちらは「ドレクスキップ・トリオ」の野間友貴さんと、「ヨーナス&ヨセフィーナ」のヨーナス・オーケルンドさんによる、スペシャルコラボ演奏。
そしてさいごは、スウェーデンからこの音楽祭に合わせて来日してくださった「S.N.O.A」の皆さん。
このように、芝生の上に座ったり寝そべったりしながら北欧音楽を楽しんで、ゆっくりとした時の流れを感じる。これはもうサイコーの贅沢ですね!ほんとにココ三田なの?って思っちゃうくらいに、非日常的な空間でした。
なかフェスのライブステージも豪華アーティストが勢揃い!
郷の音ホールの外も盛り上がっていましたが、ホールの中も盛り上がっていましたよ。こちらは、アクトスクエアで行なわれた「ライブステージ」です。
北欧伝承歌を独自の世界観で演奏し、歌い上げる「シャナヒー&アンニコル」さんや……
フィンランドタンゴを中心とした、オリジナルの北欧テイストの楽曲を演奏する「コルミッコ」さんなどなど、主に日本の実力派アーティストさんのステージが行なわれていました。
クロマチック・アコーディオン奏者の「かとう かなこ」さん。この日の情熱的な演奏を聞いてわたくし、一発でファンになってしまいました!今まで知らなかった素晴らしいアーティストを知ることができるというのも、フェスの醍醐味のひとつですよね。
手づくりワークショップや朗読会、映画上映なども
音楽以外でも、北欧を感じることができるイベントがたくさんありましたよ。こちらは「手作りワークショップ」の様子。
カラフルな色の毛が生えている針金のモールで作るトナカイや、レジンで作るダーラナホースのキーホルダーなど。ちっちゃくて可愛いですよね!
見た目は細かくてちょっと難しそうにも見えるのですが、意外とカンタンに作れるということで、大人から小さなお子さんまで楽しそうに参加されていました。
あとこちらは、1Fの小ホールロビーで行われた「長くつ下のピッピ」の朗読会。
絵本作家の「ほんま ちひろ」さんが、スウェーデンで生まれた「長くつ下のピッピ」にまつわるお話や、物語の朗読などをされていました。
そしてほかにも、北欧の短編映画やドキュメンタリー映画の上映会や、北極圏で生まれた神秘の声「ヨイク」を聴きながら瞑想する部屋など、ひとりじゃ回りきれないほど多くのイベントが行なわれていましたよ。
お楽しみはまだまだ!演奏やダンスのワークショップ、カップソングなど
楽しいイベントはまだまだありますよ〜!ということで、またホールの外に出てきました。芝生広場では「カップソング」を楽しむ皆さんが、メッチャ盛り上がっています!
スウェーデンのダンス音楽に合わせて、テーブルに置かれたプラスチックのカップを鳴らしたり、隣の人に渡していったりと、音楽とゲームとが融合したような遊びですね。楽しそうだけど、結構むつかしそう!
頭とカラダとリズム感をフル稼働!上手にできた時の皆さんの笑顔が、とっても印象的でした。
さらには、ニッケルハルパ演奏者の「本田 倫子」さんを講師に迎えた、北欧音楽を演奏するワークショップや……
スウェーデンのダンス「ポルスカ」を踊る、ダンスのワークショップなども行なわれていました。
メインイベントのグランステージは圧巻の一言!
そして今回の「北欧の音楽祭」のメインイベント!「グランステージ」が行われる小ホールにやってきました。
北欧の笛の魔術師の異名を持つ「ヨーラン・モンソン」さんを中心に、各ステージで出演されていたアーティストさんが一堂に介する、まさに圧巻のステージ!2時間があっという間に過ぎちゃいました。
イベント終了後も楽しい演奏は終わらず……
「北欧の音楽祭」のイベントはここまでだったのですが、興奮冷めやらない皆さんは、郷の音ホールのロビーでセッションを始めちゃいました!
さらにはホールの外に出て、延々とセッションを楽しんでいました。もう日が暮れてきたというのに、どんだけ演奏好きやねんっ!(笑)
さいごに
今年はじめて郷の音ホールさんで開催された「北欧の音楽祭 スペルマンス・ステンマ」の様子をお伝えしました。少しは雰囲気、伝わったかな〜?
郷の音ホールが北欧の街になっちゃったような、とっても楽しい音楽フェスティバルでしたよ。
国内や海外の素晴らしいアーティストさんたちの演奏をガッツリ聴き込むもよし、遠くから聞こえてくる音楽に耳を傾けながら、芝生に寝転がってゆっくりとラクに過ごすもよし、それぞれが思い思いのスタイルで楽しんでらっしゃいました。
ぜひ来年も開催して欲しいなぁ、と心の底から願っております!