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関西学院大学の現役生クリエイター集団!動画制作スタジオMOVEDOORの4人にインタビュー

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三田天然温泉 寿の湯1

この記事はさんだびよりを応援する三田天然温泉「寿ノ湯」の提供でお送りします。

関西学院大学の神戸三田キャンパスに通う現役生4人により結成され、映像制作をはじめWEBサイトや印刷物のデザイン制作で三田市を中心に活動するクリエイター集団の「動画制作スタジオ MOVEDOOR」さんをご紹介します。

在学中に事業をスタートし精力的に活動をしている4人にお集まりいただき、それぞれの出会いや具体的な活動内容、さらにはこれからの未来像などについていろいろとお話を聞いてきましたよ!

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目次

チャンバラ合戦のPVをはじめ、魅力を発信する動画制作を数多く手掛ける

ちょっと以前のお話になりますが、さんだ日和が主催として毎年関わらせてもらっている春のイベントで「チャンバラ合戦 -戦IKUSA- さんだTEMILの陣」というものがあります。

イベントの様子を残す写真はいつもわたしが撮影しているんですけど、動画については毎年いろんな方にお願いをしていまして、2019年の動画はこんな感じに仕上げていただきました。

チャンバラ合戦というイベントの楽しさが伝わるようなカッコ楽しい動画を作ってくれて……メチャクチャ感謝しています!それで今回ぜひご紹介したいと思っているのは、この動画を制作してくれたその人なんです。

彼の名前は、諸富 稜(もろとみ りょう)さん。関西学院大学の総合政策学部に通う4回生で、学業と並行して三田市の地域活動やまちづくり活動にも積極的に参加されています。わたしとは三田のとあるイベントで知り合いまして、それがきっかけでチャンバラ合戦の動画制作もお願いしたというわけ。

イベントが終わってからもお話できる機会があったので、彼の普段の活動についていろいろと聞いてみたのですが……じつは諸富さんはひとりで動画制作の活動をしているわけではなくって、4人の現役大学生でクリエイター集団を形成して事業を始めているというじゃありませんか!えーもっと早く教えてよ!(笑)

ちなみに彼らのこれまでの実績を教えてもらうと、これがまた多彩なんですよね。

動画制作以外にも、ホームページやチラシなどの印刷物のデザインも手掛けているそうです。

在学中の大学生たちがどのようにしてクリエイター集団を結成して起業しようとしているのか?という経緯や、そもそもどんな思いで4人が集まったのか?ということにスゴく興味が湧いてきちゃって……「えーじゃあ4人みんなに会わせてよ!」と諸富さんにお願いして、実際に会いに行ってみることしました。

MOVEDOORの4人が通う関西学院大学の神戸三田キャンパス

ということで訪れたのが、関西学院大学の神戸三田キャンパスです。ホントいつ見ても美しい建物ですよね……あぁこんなキャンパスで学生生活を謳歌したかったな。

あ、ちなみにこの日は夏休み中だったせいか、学生さんの姿はほとんど見かけませんでした。

待ち合わせ場所の「アカデミック・コモンズ」まで来ました。ここにはディスカッションやワークショップ、イベントなどが行われるスペースがあって、わたしのような学外の人間でも気軽に入ることができるんです。

あーいたいた!中に入るとすでに4人が集まってくれていました。……って、なんで室内にこんな立派なアウトドア用のテントがあるの!?(笑)

MOVEDOORに所属するクリエイター4人をご紹介!

ということでまずは、動画制作スタジオMOVEDOORに所属する4人それぞれを簡単にご紹介しておきます。

諸富 稜(もろとみ りょう)
総合政策学部都市政策学科。
動画制作スタジオMOVEDOORの代表としてチームビルディングや営業、広報としてのPR活動も担当。
三田市を中心に、地域活動やまちづくり活動にも積極的に参加している。 

三崎 龍人(みさき たつひと)
理工学部人間システム工学科。
撮影や映像編集、Webサイト制作のコーディングを担当。
高校時代に所属した映画部で映画製作を経験し、映像の世界に興味を持つ。
映像制作団体「LIMELIGHT」(ライムライト)の元代表で、三田市制施行60周年記念のPVを制作する。 

松本 涼太(まつもと りょうた)
総合政策学部都市政策学科。
映像編集と営業との両方を担当。
大学祭の実行委員やプロジェクションマッピング団体「SHADECOR」(シェイデコ)に参加するほか、丹波の観光PR活動にも参加する。 

高橋 圭司(たかはし けいじ)
理工学部数理学科。
デザイン担当。デザイナーとしてチラシやWebサイトのデザインを手掛ける。
海外ボランティアサークル「Eco-Habitat 関西学院」(エコハビ)の元代表。
サークル内でもデザイン力を認められ、チームTシャツやロゴ、チラシ制作などに携わる。 

やりたいことをやる起業の夢を実現するために、4人の信頼できる仲間が集結した

── 今日はわざわざお集まりいただいてありがとうございます!早速なのですが、なぜ個人ではなくこの4人が集まって「動画制作スタジオMOVEDOOR」を立ち上げようと思ったのですか?

高橋:各自それぞれに明確な役割分担があって、4人のスキルが集結しないとできないような仕事を任せてもらえているので、逆に個人ではちょっと難しいですね。この中の誰かひとりでも抜けてしまうと成り立たなくなってしまうかな。

── 最初は誰がこのメンバーを集めたんでしたっけ?

諸富:あ、僕です(笑) 最初は僕が「起業したい!」と思ったところからスタートしています。

三田を中心に地域活動をいろいろと経験するなかで、企業に属さずに三田で活動している魅力的な人たちとたくさん出会うことができたんです。そのことがきっかけで、就職活動中に改めて自分の生き方を考え直しました。

無理に就職するよりも、自分で目標と仲間を決めることができる「起業」という道のほうが自分に合ってるし絶対に楽しいんじゃないか?と思って。

「目標を立てて信頼できる仲間とその目標に向かっていく」という経験がメチャクチャ楽しかったので、これからはそういう人生にしよう!と決意しました。

諸富:でも、自分で仲間を集めて起業しようと思った時に「それ面白いやん!やろうぜ!」って言ってくれる子なんているのかな?っていう不安もありました。そんな時に真っ先に頭に思い浮かんだのが、中学からの親友の三崎くんだったんです。

彼は高校1年生の時から映画部の部長をやったり、誰よりも早くアルバイトを始めたりとかして、他の人と違うことをするのに価値を感じるような面白いヤツだったんですよ。

なので、今の僕の考えも面白がってくれるだろうなという確信があったので、二人でご飯に行ってMOVEDOORに誘いました。するとやっぱり僕の考え方や生き方に共感してくれたので、まずは2人で動画制作の事業をスタートさせました。

さらに松本くんと高橋くんとは海外ボランティア団体で一緒に活動していたので、すでに信頼関係は出来上がっていました。苦しいことも一緒に乗り越えたし、ふたりの実力も把握できてたので、彼らも飲みに誘って「来てくれっ!」ってガチで口説きしました(笑)

── まずは諸富さんの夢があって、それを実現するために4人が集まったんですね。

諸富:はい。なので4人でやってるのも「お互いの得意なことを持ち寄って、お互いの足りないところを埋める」という考え方があって、それがMOVEDOORのスタンスになっています。

1人でやると営業から撮影、編集、デザインとすべてをこなさないといけませんが、その中の1つか2つくらいは自分の苦手なことだったりやりたくないことだったりするじゃないですか。その点、4人でやるとお互いに好きなことしかやってないのに足りないところが自然と埋まっていくんです。「個人のためのチーム」という在り方をスゴく大事にしています。

不安はない。むしろ山あり谷ありの人生のほうが楽しい

── 4人だからこそ個が活きる、それがMOVEDOORなんですね!ただ周りの学生たちがどんどん就職していく中で、諸富さん以外の3人は不安だったりしませんか?

三崎:僕はむしろそういう道に行きたかったんです。諸富くんから話をもらうまでは就職100%で考えていたけど、こっちの道があることを知ってからはいろいろと起業について勉強をしていくうちに、「あ、絶対こっちのほうが面白いやん!」ってスゴく感じています。

安定は求めていなくて、逆に山あり谷ありの人生のほうが楽しいと思っていますね。

高橋:この会社でこんな事をやりたい!って本気で自信を持って言えるような就職ができるヤツって、なかなかいないと思うんです。そんな中で自分が本当にやりたいことをやれる環境に誘ってもらえたことがまずラッキーだし光栄だし、自分の意見もしっかり言える環境なので、この道に進んだ後悔はありません。

正直、就職できなかったからって死にはしないし(笑)、大学を卒業した後でもMOVEDOORでやっていける目処は立っているので、不安はないですね。

松本:僕は正直迷ってるところがあって、就職活動もして内定先も決まってるんです。でも、4人の中で1人くらいは社会に出てたほうが良いよねってみんな言ってくれたり、いつでも戻ってきたらいいよとも言ってくれています。そこまで言ってもらえたら、1人くらいは就職する人間がいてもいいのかな?って。

あと、4人での活動に対しての不安はまったくないです。むしろできることが増えてやり甲斐もあるし、これからどうなっていくんだろうと思うと楽しみでしょうがないですよ(笑) 不安よりもワクワクするほうが大きいです。

ハンパない成長スピードで、三田の求人メディア運営にも参加

── MOVEDOORの強みというか、自分たちだからできるといったことを教えてもらえますか?

諸富:この4人は学祭やボランティアなどあらゆる団体で代表を経験してきた人間たちで、ある意味いろんな失敗を経験してきた人間が集まってます。

だからこそ4人それぞれが考えて動けるし、自分たちのするべきことができる。作業を押し付けられるのではなく個々でやりたいことをしっかりやってきたので、チームの最適化と成長のスピードには自身を持っています。そこが自分たちの強みかな、と思っていますね。

松本:自分たちではこれまで気づいてなかったのですが、いろんな方から言われるのは、起業人は「ワントップ型」が多いけど、MOVRDOORって「水平型」だよね、ってよく言われます。

── 4人の相乗効果があって働きやすい環境と関係性が構築できていて、それがクオリティの高いものを提供できる結果につながっているんですね。

── あとそうそう、以前にさんだ日和でも取り上げさせてもらった求人サイトの「三田の仕事」の運営にも関わっているとか?

三崎:そうなんです、三田の仕事を運営してる古家さんから「一緒にやらないか?」って声をかけていただいて、ちょうど8月の上旬にリニューアルした頃から関わらせていただいてます。

これから諸富くんと松本くんが営業をかけて、ぼくと高橋くんで記事を書いたり動画を撮ったりチラシを作ったりして、どんどん掲載数を増やしていこうとしています。

松本:無料掲載もはじめたので、ちょうど今から掲載数を広げていこうというところですね。

三崎:三田の求人情報といえば「三田の仕事」と言われるようなポジションを目指していているのと同時に、学生とが就職活動をしたときに「三田に就活先がない」という課題も解決したいと思っています。

三田で働くのって楽しいよ!魅力的だよ!というところをもっと広げていけば、そういう枠も増えていくなかなぁと思っていますし、三田に移住をしたいと思っても地元に仕事があるというのはすごく大事になってくると思うんです。

単なる求人メディアではなくて、三田には魅力的な仕事がたくさんある街ということを、記事や動画で丁寧に伝えていきたいです。

諸富:あと僕たちはまだ学生なので現役生とのつながりもありますし、学生はアルバイトを探すことが多いので、そういったところにもダイレクトにアプローチできると思っています。

頑張る人の魅力をどんどん発信し、ワクワクする目標を追いかけ続けたい

── MOVEDOORのこれからやってみたいことや、未来像はありますか?

諸富:三田や篠山や神戸などの地域に根ざして頑張っている人の魅力を発信したりPRしたり、僕らのクリエイティブな力を使って地域の魅力を発信したいと思っています。でも、こんな社会を目指したい!というような将来的なビジョンは特にないんですよ。

僕たちの原点は「楽しい人生を送りたい、楽しく生きたい」というところで、個々のやりたいことができる「個人のためのチーム」を目指しています。そういう意味では、常に自分たちがワクワクするような目標を追いかけられるような、そんなチームにしたいですね。

そしてその目標も日々変わり続けるものだと考えているので、その時その時で面白そうだなと思えることにはどんどん飛び込んでいって、日々チャレンジしたいと思っています!

さいごに

今回、インタビュワーとしての目線半分、息子を見る親のような目線半分(笑)といった気持ちで、彼らの話を興味深く聞かせてもらいました。

自分の足りないところを仲間が補って、自分のしたいことだけに注力できる関係性がすでに構築されているってホント素晴らしいことだし、なかなかできるもんじゃないんですよね。

「他人を頼る」のは「自分が頼りないから」というネガティブな考えになりがちなのも、彼らのそれはすごく前向きで、仲間を頼ることこそがチームとしてのパフォーマンスを最大限に発揮する最善の方法であることを知っています。

時には真剣に、そして時には大学生らしくはしゃいだりといった、何気ない4人の様子がとても羨ましく見えました。

これからの三田がもっと元気になっていくには、彼らのような若い力が絶対に必要です。これからの「動画制作スタジオMOVEDOOR」の活躍に注目していきたいと思います!

動画制作スタジオMOVEDOORの概要

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    この記事を書いた人

    さんだびよりの編集長やってます。三田には美味しいご飯が食べられるお店が多いので、なかなかダイエットできません(笑)
    地域の笑顔を繋げるために、今日も三田市内のどこかを奔走中!

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