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阪神タイガースの金本知憲監督が三田市にやってきた!

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この記事はさんだびよりを応援する北欧スタイル園芸店「Tlahus(トラハス)」の提供でお送りします。

2017年1月22日(日)、三田市天神にある三田市商工会館で、阪神タイガースの現監督・金本知憲さんによる講演会が行われました!

今回の講演会は、兵庫ブルーサンダーズの続木監督が阪神タイガース在籍時から金本監督と縁が深かったこと。そして、金本監督が高下(こうげ)球団代表の小中学校の先輩でもあるというご縁で実現した、野球ファンにとっては夢のような企画。

そんな、三田の野球界がアツくなる予感がプンプンする講演会の模様を、特別に取材させていただきました!

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目次

進行役は読売テレビ「す・またん!」でおなじみの小澤アナウンサー

今回の講演会で司会・進行役を務められたのは、読売テレビの朝生ワイド「す・またん!」でスポーツコーナーを担当されている小澤昭博アナウンサー。

「今日はどちらからいらっしゃいましたか?」「この中で阪神ファンじゃない方は、どれぐらいいらっしゃいますか?」といった質問で、開演前の会場を盛り上げる様子は、さすがトークのプロ!

そしてまずは、兵庫ブルーサンダーズの高下(こうげ)球団代表からのご挨拶でスタート。

2016年、チームはベースボール・ファースト・リーグで年間王者獲得、さらには10月のドラフト会議で2名の選手をプロ野球育成選手として排出するなど、大躍進の一年となりました。

そして、12月には元・阪神タイガースのエースピッチャーでメジャーリーガーでもある井川慶投手の正式入団が発表されるなど、ますます注目が高まっています。

こちらは、2017年度の新監督に就任した続木敏之監督。2015年度から兵庫ブルーサンダーズの野手コーチとして、選手の育成に尽力されてきました。

続木監督の新体制のもと、2月からはいよいよキャンプイン。ブルサンファンの皆さんは、昨年以上の活躍を期待しながら、お話に聞き入ってました。

プロ野球界の鉄人こと、金本知憲監督がついに登場!

高下球団代表と続木監督が降壇されたあとは、いよいよお待ちかね。阪神タイガースの現監督・金本知憲監督の登場です!

会場後ろの扉から金本監督が入ってくると、「おぉーーーっ!」という歓声と大きな拍手、そして報道陣の一斉フラッシュが。黒いスーツでビシッとキメたその姿はオーラたっぷりで「アニキが三田に来てくれたんだ!」と、一気にテンションが上がっちゃいました!

今回の講演会は「阪神タイガースの2017年と若き挑戦者達へ」がテーマ。前半は2017年の阪神タイガースについてのお話から。

小澤アナウンサーの軽妙なトーク展開と、金本監督の選手に対する愛のある冗談で、会場は終始笑いが絶えませんでした。中でも2017年のオープン戦の先発メンバーを観客に尋ねるなど、会場も巻き込んだやりとりに観客も大満足の様子。

2016年度の阪神タイガースはというと、セ・リーグで5位という結果。鉄人と称される金本監督も1年目のこの結果に、さすがに胃がキリキリする日々があったそう……。

「フライが捕れない、バントもヒットエンドランも決まらない、逆転負けばかり……。今まで出来ていたことが出来なくなる。選手達に“勝つことへの執着”が足りないように感じたことも多かった。」と金本監督は本音を語ってくれました。

その後、セ・リーグで25年ぶりの優勝を果たした広島東洋カープの新井貴浩選手と、阪神タイガースの新井良太選手新井兄弟と食事に行った時の話へ。

「広島の選手は、若手も中堅もベテランもみんなが目の前の試合に対してガツガツしている。勝利への貪欲さがあってそれがチームの勢いにつながっている。阪神にはそれがなく、一人ひとりがポツポツと戦っているように見える。」と貴浩選手に言われたそうです。

「やはり、勝ちへの執念はとても重要。来シーズンは、メジャーリーグでの経験もある福留孝介キャプテンが、今までの経験をもとにチームを引っ張って行ってくれると信じている。」と力強く話されていました。

苦手な部分を克服することで、長所もさらに伸びていく

2017年、阪神タイガースのスローガンは「挑む Tigers Change」。

「自分たちは弱いという自覚をもってチャレンジしていく。当たって砕けてもいいというぐらいの覚悟を持って、選手たちにはすべてのことに臨んでほしい。」と強い思いを語った金本監督。

「エラーやバント失敗など不安要素があるとどうしても自信が持てなくなる。良い練習を積み重ねていって不安要素を一つずつ取り除いていくと、そこから自信が生まれて、さらには長所にも磨きがかかっていく。」と、ご自身の経験に基づいた心強いアドバイスも。

講演会の終盤には、金本監督に会えるのを楽しみにしてきた野球少年へのメッセージがあり、「夢や目標を持つことが何より大事。家でゲームばっかりやってちゃダメだよ!」と笑いを誘う一幕も。

さらにブルーサンダーズの選手たちには「プロ野球選手になりたいという夢だけでは不十分。第一線で活躍できる選手になるということを目標に、日々の練習を積み重ねて欲しい。」と熱い思いを語ってくださいました。

そして講演会の最後は、観客からの質疑応答コーナー。「来季にチームを引っ張っていけると思う選手は?」、「ファーストは誰に守ってほしいですか?」、「井川慶選手との思い出はありますか?」など、ファンならではの質問が飛び交いました。

ブルーサンダーズの選手からは「足が速くなりたいのですが、どうすればいいですか?」や「続木監督はどんな人でしたか?」といったブルサン選手らしい質問が。

この質問には、さすがの続木監督も苦笑い。

金本監督は「良いと思った練習をたくさんしてほしい。自分に足りないものはしっかり補う。ロボットのように同じ動きができるようになるまで、反復練習を重ねてしっかり自分のものにして欲しい。」と選手たちに温かいアドバイスを送られていました。

金本監督からのメッセージ

ブルーサンダーズの選手も含めたすべての野球選手に対して、金本監督はこんなことをおっしゃっていました。

「打席や守備、マウンドに着く際、“自分がどういう心情の時に、良いパフォーマンスを発揮できるか?”という自己分析をしてみてほしい。また、周囲の人の意見に耳を傾けようとする姿勢も大事。どちらもとても重要になってくる。」

「選手にはいつも、迷って迷ってその中で自分の答えを見つけようということを言っている。迷うのは当たり前、迷わないほうが珍しい。周りからヒントをもらいながらも、最終的な答えは自分で見つけろ、と。」

このことは野球選手だけにとどまらず、私たち一般人にも当てはまることではないかと、私はとても感銘を受けました。1,492試合連続出場という偉業を成し遂げた金本監督だからこそ伝えられるメッセージは、聴く人の背中を押してくれるような、温かく力強い一言でした。

プロ野球の開幕戦まであと約2か月。2017年の阪神タイガース、そして兵庫ブルーサンダーズの今後に目が離せませんね!

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この記事を書いた人

さんだびより・ライター。三田在住17年。有馬富士とボウリングをこよなく愛する3兄弟のママです。まだまだ知らない神戸三田の魅力を発見して、ママ目線でお伝えします!アウトドア体験など、体当たり取材が得意です♪

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